【コスメ】たまにはコスメアイテムではなくてお薦めの電子書籍を紹介したい

今年からグリセリンフリー用の基礎ものを自作しようとアレコレ勉強しています。
成分、原材料、ツール、製法、保存方法と中々奥深い領域です。
私の場合はグリセリン抜きの成分チェックに疲れ果ててしまった、ほぼ捜索疲労が動機ですが、トータルの美容費が安くなるというコスパ派の方と自然のものじゃなきゃ安心できないという自然派の方が多いように思います。その他皮膚科(美容皮膚科じゃないよ)に通い続けなくてはいけないほど特定アレルギーや皮膚疾患がある方には手作りカテゴリが充実してきて購入しやすくなってきたこの頃、これは良いこと。ていうか手作り領域はこういう人のたちのために裾野広がればいいのにな。

特にグリセリン抜きの乳液が作りたくてレシピを眺めていたらやはりどのレシピも原材料に脂分が必須。
しかし私、あまりオイルやオイル美容に詳しくない。そこで何か良い本無いかなと探していたら、初心者にぴったりな本がありました。

シンプルスキンケア 前田京子 著
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※画像だけ引用させてもらいました

この本はキャリアオイルについて16種類、原料の違い・成分の違い・用途の違い・一部精製の違いについて数値も踏まえて解説してあり、オイルについてすごく理解が深まりました。特に成分割合の数値表と使用感の違いの解説がなるほど過ぎた。こういう簡易な枠組みとして解説してくれる書籍はすごく貴重です。私は「お肌がふっくらして」とか「悪さをしないのでよくて」などの陳腐化された口語で説明されるのがすごく嫌いなのでこれやられると店頭でもレビューでも一瞬で買わない決定をするのですが、前田さんのオイルの一覧表はバシッと理解でき、消費者を決して馬鹿にしない内容でオイル一筋なんだなとも感じ、自分の知りたいことだけでなく理解が足りていなかった部分まで気づかせてくれて、説得力があり素敵であります。
残念ながら紙の書籍はもう絶版とのことですが電子書籍での購入は可能です。定価で悩みましたが買って良かった。

昔は安易にベットリが苦手、使用感で重いものは嫌だと避けていましたが理屈で足りないものが分かると使用感が全く気にならなくなりました。我慢するという感覚でもなく、素直に「ああ、肌に成分が足りてないからこれで足されてるんだな」と使い続けることができます。前田さんのオイル表を参考にしながら、自分に合いそうなキャリアオイルを探せそうです。すでに購入候補をめっちゃ検索していますが、成分表を全く見なくていいので捜索が捗ること捗ること、むしろ疲れず楽しいです。しかもオイル同士の希釈ができる・希釈目的の意味がわかるので見当がつけやすく爽快感があり効果期待値に対してガッカリ失望率が低そうなところも含めて、この本を買って本当に良かったです。