【整頓】ドラコスやプチプラをDisるデパコス派について

気分で決めるmemo blog

 

単語解説。

ドラコス…ドラックストアコスメ。読んで字のごとく薬局チェーン店等で購入できる流通が広い化粧商品。

プチプラ…コスメに限らず、「安価な商品群」を指す。

デパコス…デパートコスメ。読んで字のごとく百貨店や空港免税店等で購入できる、いわゆるブランド化粧品。

 

で、以前はデパコス買ってたけど、今はドラコスで充分だと思っている。でも世の中、未だにデパコス至上主義的な人も多いわけで、一部ネットで小競り合いが巻き起こる風景をたまに目にします。でもデパコスの価格を因数分解していくと人件費、広告費、デザイン費、輸送費、最後に製法・原料開発費用が来るイメージで、コスメそのものに慣れていくとおのずとデパコス至上主義ではなくなる。

例えばマスカラ、アイライナーなどは、この10年で恐ろしく進化しているし、クリームアイシャドウのような練り物領域も使用感・軽さなどだいぶ安価に出回るようになったと思う。じゃあそういう「広範囲提供力の進化」に対してデパコスが新しい製法アイテムやいわゆる「見せ方」の最先端を提案できているのかと言われると、デパートの店頭に行ってもそれを感じないのだ。

 

相も変わらずNYのオカマアーティストブランドをチヤホヤしたり、ヨーロッパの老舗ブランドで自己価値を補強したり、でも肝心の商品効果は、未だにブランドという幻想を脳内でプラスしてるだけで、ドラコスと比較した時に格段に優れていると言えない。「割高だ」と思ってしまう。

デパコスの提供価値の一つに商品だけではなくて「メイクアップ術の普及」「メイク道具の正しい使用方法の提供」、そういう機能を担っていたけれど、従来ではデパートや一部雑誌でしか得られなかった情報が、現在ではインターネット動画などで得られるようになった結果、メイク手法・アイデア・アイテムの組み合わせなどのOSやアプリ的な情報価値が急激に毀損されたためデパコスのイライラが発祥してきたのではないか、と思っている。

私としてはデパコス起死回生の一発として、デパート店頭のBAさんを高額で博学リケ女さんに総とっかえしよう。という提案をしたいけど、未だに齋藤薫や藤原美智子が跋扈するこの業界では無理であろう。ヴォーグ読んでも疲れない。だけどVOCE美ST読むと疲れるし、しんどいし、言葉の使い方が安っぽいしダサいのに、まだ斎藤さんと藤原さんですか?

確かに、製法や原料は保護されて守られているけど、実際にエンドユーザーが使いやすくするためのアイデア情報や組み合わせ情報がインターネットによって安く毀損されて全く保護されていない現状は、いかんなと思う事がある。けれど、あまりデパコスに同情はできない。