【肌活】二酸化チタンの白さを活かした日焼け止め兼用ファンデーションが意外と快適だった

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SPF20くらいの全身使える日焼け止めクリームを作りたかったんですが、想定以上に二酸化チタンが白浮きする事態になりました。(そしてレシピの明細をすっかり忘れてしまいました)薄く塗ると30分程度で馴染みますがそれでも白いのでつけたては洋服についちゃったりします。そこでこのクリームをファンデーションの基材として使うのはどうかなあと使わなくなったパウダーファンデを粉にしたものを合わせてみました。

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こんな感じです。厚めに塗っているので余計白いですね。自作日焼け止めクリームに小さじ半分ほど自作パウダーを入れて練ってスポンジでポンポン叩くように塗り、最後にまた薄く自作パウダーをブラシでのせます。いつものスキンケアが終わったら下地もなくこの方法で塗って終わりですが、この方法が意外と良かったです。

①スポンジで油分をうまく調整できる
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自作クリームの余計な油分と二酸化チタンの白さを100均のスポンジたちがうまく吸い取ってくれると同時に毛穴もそこそこ整います。仕上がりは少し白めですがそばかす等を二酸化チタンの白さでカバー(ボカされる?)しつつポンポン塗りで透過性も出て、光に当たった時にデコルテに近い肌色になりました。
自作クリームはスクワラン、シアバター、ホホバ、オリーブなどの油分が入っていて塗りたてはテカテカする上にティッシュでは油分を均等に吸い取れませんが100均の目が荒いスポンジたちがめっちゃ上手く油分取ってくれます。むしろ荒目の安いスポンジがいいよ!みたいな。

②コントゥア、陰影がつけやすい
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全顔がデコルテと同じトーンだとさすがにまだ白浮き感が出るのでアートクラスのパウダーを使って仕上げます。アートクラスのシェーディングパウダーはすごく薄づきなので調整がしやすいです。これを顎、顔まわり、耳下などに入れてコントゥアするとおでこ、目の周り、頬、唇の下の部分に明るさを残したまま首から顎の色調を上手くトーンダウンできます。

③崩れにくい
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季節の変わり目で汗が出にくい気候もあると思いますが、①と②の方法で塗ると毛穴落ち崩れをほぼ気にしなくて良くなりました。ほぼ自作のものなのでお直しも手を洗って化粧水を手に広げて少しクリームを足して乾燥が気になるところにハンドプレスして終わり。すごく楽チンです。

私は元々顔に油分をのせるのがすごく苦手でスキンケアもなるだけ軽く皮膜感がないものを選びがちだったのですが、さすがに乾燥と紫外線のケアは必要だと苦手な油分の扱いに試行錯誤しています。使用する脂成分を効果ではなく使用感を優先させることと、スポンジで余計な油分を吸い取る方法で油分で蓋する丁寧なスキンケアにだいぶ慣れてきました。あとは自作クリームのレシピにスクワランを加えることで仕上がりの「もっちり感」を出すことが油分への心理的抵抗感をかなり下げてくれています。欲を言えば油分を自分好みに希釈する技を体得したい。
そちらに手間暇使っている分カラーコスメや他のファンデーションも下地もすっかり省略簡素化してしまい眉作ってマスカラつけて目尻だけアイライン引いてリップの色調整して終了、みたいになってますが、動画会議くらいは耐えられているのでまあこれで良し状態です。

二酸化チタン自体はけっこう白くなるので全身使える日焼け止めクリームとしては失敗でしたが、ベースメイクの基材としては成功の部類。次回からはミクロ粒子も混ぜて透過性を高めれば最初に作りたかった全身全顔に使える日焼け止め兼保湿クリームができるかもしれない。