【社会】裁量労働制と忘れられがちな少数民族

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お題「最近気になったニュース」

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とりあえず、日経も東洋経済も嫌いなので(特に東洋はキラーイ)消去法でぶろこす貼りますね。

色々、問題と論点が混在し過ぎてわけわかめですが、まず仮説から。

 

1. 労働基準法がカス法だよね

→これ、大昔の製造業や不動産が沸いていたバブル以前の時代を前提にしてるので、時間=報酬の「労働概念」から離れられなくなっている。もちろん、世の中、誰かが決めてくれた単純労働でしか働けない、そもそも労働センスが全く無い人の方が多いことは察しますが、今回の話は、単純労働者の話ではなく、専門的な職種や企画業務に従事している人の話。単純労働になるように「設計できる労働者」向けの話なのに、こんなに反発くらうのは労基法と何より労基署の運用がずっとゴミだったせい。でも今の時流は、下に合せる時じゃないですから。反対してる人は国力下げたいのかなあと思って見ています。

 

2.上場会社の専門職、企画職はもっと自由に働きたい

→サーバじゃねえんだから、再起動ボタン押したら朝9時から設計と企画がバンバン進むとかねえわ。お前の家の息子と娘が夜中にビービ―泣いてウゼエから働いてんのに邪魔すんな。という、いかりのきもち。

 

3.氷河期はお前らを助けたくない

→今までキャリアパスとライフイベントを壊されまくってきたので、それをカバーするべく実は設計も企画もバンバンできるし体力もあるし折衝力も蓄えてきたけど、今更大企業や国に協力してやるための条件が悪すぎ。特に地位待遇勤務時間条件。バカバカしくて、幼稚園のように朝9時にオフィスにいま~す、とかやってらんない。

 

4.無能な一代限りの自営業を救ってやる必要があるのか

→これは現在、事業承継という大義名分の元にM&Aが加速してる背景がある。でも継続無理な人達は別に自分と一緒に事業売ってもいいんだけど、今更バカバカしくて、幼稚園のように朝9時にオフィスにいま~す、とかやってらんない。けど、この人達の能力を吸収するためにはある程度、時間の足かせを外す必要がある。

 

昔のように、物の製造で大量に作って売って「国が伸びてる感」を出すのは無理なのだ。

今、必要なのは「新しい設計や新しい制度、物ではない売買概念を捻出できる頭脳と実体験」を産み出すこと。なぜなら、これらを普及させる仕事=単純労働、であって、これがないと今、反対してる人達は食ってけなくなるから(首しめてる)。なのに、産業のトップラインを引き上げる人材へ、厚労省も法も全くサポートしない鈍足加減。

そして安易なポピュリズムを垂れ流すテレビと新聞。

がんばれバブル世代、頑張れバブルの子供たち。忘れ去られた20年は、協力する気ありませんわ。他己してあげるほど他己してもらってません。金は天下のまわりもの。